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その由来は、母が子を包むように、苔が大地を包み育むというところからです。
また、海から陸にあがった最初の植物で、様々な環境に適応しながら進化し、世界中でおよそ2万種(日本国内は約1800種)ほども記録されています。
日本では、古来より身近なものであり、多くの和歌の中で詠われ、日本庭園や盆栽で利用されるほか、日本の国歌・君が代で歌われるなど、馴染み深いものです。 |
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大地を混ぜてこねた土で小さな苗木を包み、更に愛情で包むように苔で覆った小さなみどりです。
手に心を込め、愛情を持ってつくることで、ただの素材が一つの生命体に生まれ変わり、存在感を持ち出します。
「こけだまの歴史」諸説ありますが、もともと盆栽の「根洗い」から派生したものだといわれています。
「根洗い」とは、根を洗うのではなく、2〜3年物の鉢植えの植え替えをするために、鉢から植物をはずしたまま鑑賞するのが「根洗い」と呼ばれるものです。
そこから根っこだけの植物に土と苔を巻いたものが「苔玉」として発達したみたいです。
そこからいろんな作り手によって苔玉は発展してきていて、使う材料も作り方もさまざまなものがあります。 |
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土をこねるための器やトレイもしくは新聞紙など。
霧吹き。水をいれたバケツ。ハサミ。ようじ。こけだまをおく皿。

コケが入っているパックにたっぷり水をためて、コケに水をふくませます。
苗の下の部分にも水をあげるようにします。
(苗の下の部分はとらないでおきましょう) |
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用意したトレイの上で土を十分に湿らそう。そこに残りの土と砂と肥料を混ぜ合わせます。両手を使って力いっぱいこねるとまとまりが出てきます。ハンバーグのようにモッチリ感が出たらバッチリです。
赤玉土がすべてつぶれて、ぴかぴかするまで練りましょう。少しずつ水を足してあげるのがコツです。それを泥だんごのように丸めます。 |
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Step1で作った泥だんごから1/4ぐらいを取っておきます。残りをハンバーグのように平らにしたら、その真ん中に苗をおいて、土で包みます。残しておいた土で苗の根を隠せばバッチリです! カタチはお好みで、丸でも三角でも四角でも! |
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コケを裏返しにしてトレイをおき、指先でほぐして広げます。そのうち1/5くらいを取っておき、残りのコケの中心に、Step2で作ったものを置き、全体をコケで包みます。土が見えるところは残しておいたコケを上手につけましょう! コケのみどりを表にすることがポイントになります。 |
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利き手と反対の手にStep3でできたものを持ち、糸を底面から上部へ向けて斜めに2度、きつく巻きつけましょう。次に、こけだまを少し回して、同じようにコケがはがれないよう、全体をぐるぐると巻いていきます。ちょうどいいところで糸を切り、ようじなどで糸の端を土の中に押し込みます。 |
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Step4までで、こけだまは完成です!このできたこけだまを、苗のところまで水に浸けて、しっかりと水分を含ませましょう。全体にたっぶり水が行きわたると、ずっしりと重たくなります。この重さを覚えておきましょう!それよりも軽いときは水分がなくなっているサインです。 |
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最後に、紙を切り、目をつけて表情をつければ、ただのこけだまが「みどりのともだち」に。オリジナルの目やパーツを作ってどんどん進化させても楽しいので、是非チャレンジしてください。 |
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自分が作った世界でたったひとつのこけだまは、一人ひとりの「みどりのともだち」です。用意したお皿にのせて飾ってあげましょう。
大事に育てて、仲良く一緒に暮らしてくださいね。 |
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こけだまを作り終わった後、苗を新しい環境になじませてあげるとさらによいです。
いわゆる「ならし」ですが、これを「順化」といいます。
そこで大切なのが、乾燥を防ぐのと、すぐに直射日光に当てないことです。
ビニールハウスに入ったような状況がこのましいです。
そこで活用できるのが、お求め頂いた「こけだまキット」が入っていた外袋。
水をたっぷりとあげた後にこのビニール袋にいれてあげて封をします。
そして室内の直射日光の当たらない温度変化の少ない場所に一週間ほど置いてあげましょう。
そうすることでビニール袋がビニールハウスの代わりとなって苗の順化を進めてくれます。
※個体差がありますので状況に応じて袋から出してあげましょう。 |
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コケが乾燥しすぎないように、霧吹きなどで水を拭きかけてあげてください。
こけだまの重さにも気をつけて、こけだまが軽くなったら水に浸し、空気の泡が出なくなるまでたっぷりと水を含ませてください。
目安は一日一回、5分前後です。 |
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こけだまは風通しのいいところが好きです。室内でも大丈夫ですが、たまに外に出してあげてください。
こけだまに良い環境を探してあげれたら、なるべく同じ場所に置いてあげましょう。その場所の環境に適応して育っていってくれます。 |
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エアコンの風が直接あたらないようにしてあげてください。
夏は直射日光を避けて日陰に、冬は寒すぎないように暖かいところに置いてあげてください。
これら以外でも、みなさんの環境がそれぞれ違いますので、こけだまが元気に過ごせる場所を探してあげてください。 |
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アイビー/オキシカルジューム/パキラ/サンデリアーナイエロー/サンデリアーナホワイト/コーヒーの木/テーブルヤシ |
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アイビー/オキシカルジューム/サンデリアーナイエロー/サンデリアーナホワイト/コーヒーの木/テーブルヤシ
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ハートホヤ |
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パキラ/ハートホヤ |
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アイビー/パキラ |
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基本、盆栽と同じで考えて頂ければ良いので、根がいっぱいになると、根などを切り、新しい土に替えるなどのメンテナンスをしてあげれば何年でも育てられます。植えこんだ植物にもよりますが、メンテナンスの目安は1年〜2年ほどです。 |
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夏は1日1回、冬は2〜3日に1回の水やりが基本的な目安ですが、旅行・出張などで家を留守にされる場合は、こけだまが4分の1程度つかるように水をはってあげてください。直射日光を避け、風通しがよく熱のこもらない日陰などにおいてください。
長期の留守に場合は、お隣さんなどどなたかにお預けして頂いた方が、根腐れを防ぐためにもおすすめです。 |
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ポイントは、水やりと置き場所です。それぞれの苗にあった場所に置いて水やりを忘れないようにしてあげましょう。
植物の枯れた葉の部分は取り除いて大丈夫です。苔が伸びてきたら、伸ばしてあげても良いですし、はさみでカットしてあげても良いです。 |
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植物はその苗にもよりますが、成長期には上に横に伸びたり、葉がたくさん茂ります。ただ、こけだまの土の量が決まっているのである程度の成長したらとまります。苔は伸びていきますが、こけだまそのものの大きさは変わりません。 |
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自然の林の中や特別な生産施設で栽培された、最良の環境で育った苔類は、急な環境変化に対応できずに、一時的に黒くなることがあります。茶色く枯れてきたり、黒くなったりしますが、変色した部分はもとには戻りませんが時間をかけて順応させれば、きれいな緑色の新芽が伸びてきます。環境に順応するのに、生育環境にもよりますが、条件が整えばすぐに順応します、劣悪な環境だと一年から二年かかる場合があります。いずれも場合も水を切らさず与えてください。 |
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山の中で栽培しており、雑草の種がハイゴケに付着している場合があります、条件が整えば、雑草(イネ科)の種が発芽する場合があります、少し位なら生育に問題はありませんが、気になるようでしたら取り除いてください。また空気中に浮遊している種が付着して発芽する場合もあります。 |
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そのときは適度にカットしてください。植物によっては成長が早く根で土がいっぱいになるものもあります。そこまで成長したら大きな鉢に植え替えたり、苔玉を仕立て直すことをおすすめします。 |
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植物の根は本来、地中で発達するのが本来の姿ですが、地上の幹や茎から根を出す植物があり、地上部で発育する根のことを気根と総称します。気根にもタイプがあり、アイビーやポトスの場合は、つる性の茎を他の部分に付着させるために出す付着根と、タコノキのように、地面に向かって生え、先端が地中に入り木をささえる役目をはたす支柱根があります、袋に密封された状態にある場合、本来、気根として出ないはずの植物であっても、袋中の湿度が、ほぼ100%の状態になった場合、水中に浸かって状態と勘違いをし、幹から根を出す場合があります。 |
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ハイゴケは乾燥させてパックしてあるので、成長することはありません。完全に枯れ死することはありませんが、長期間そのままにしておくと色が抜けることがあります。植物は、水ゴケ・オアシスが乾燥し、植物の色艶がなくなっている場合、水につけて保水した後、使用してください。茶色くなった葉がある場合は、取り除いてから使用してください。あまり日の当たらない状態で、袋の中に長期間あると、植物が徒長した状態で色が白っぽく成長していますが、順応していくと本来の色艶に戻っていきます。 |
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袋に入れ封をしたままの状態は、ビニールハウスの中にいるような状況で、水も中の保湿ゼリーの水分で循環しております。暗いところではなく、直射日光の当たらないやわらかな明るいところで温度変化の少ないところであれば1ヶ月ほどは持ちます。ただ、水滴が袋に多くついた状態で、植物の葉が袋の内側に触れたまま直射日光にあたったりすると蒸れて葉が痛んだりする場合があります。 |
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頂いたご質問などをもとに作成しております。
他にもご質問などがございましたらお気軽にお問合せください。
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